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我が影はぐおんと縦に広がりて降りて来しものすべてに傷つく

廣野翔一『京大短歌十八号』

夕暮れになると、身長の高い青年の影は、縦に大きく広がる。
他人から見た自分は、大卒、高学歴の、頼もしい人に見えるのかもしれない。
そうした背景に対する嫉妬や世の中の風当たりの強さには口篭もってしまう。
たとえどんなに望ましい経歴をたずさえてきたとしても、少しのことで躓けば、そこに物凄いバッシング。
例として挙げるならば、高学歴モンスターと呼ばれて散々に文春砲を受けた政治家たちである。
その裏には、志と、たえまない努力があるのだけれど、ひとは、そうした研鑽の筆跡を見ようとはしない。
どんな政治家であろうとも、本当はやわらかい肉をもつ弱さを帯びた人間である。
もっと人の傷つきやすさに寄り添うような、そういう生き方をしてゆきたいと、私は思う。
2019/11/01(金) 13:35 一首評 PERMALINK COM(0)
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